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取締役社長 今井 雅之

平素より当社およびグループの事業活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。

当社は、前身である相武自動車(株)が1921年に設立して以来、100年を超える長きにわたり地域の皆様とともに歩んでまいりました。

現在、神奈中グループは、「神奈中バス」として皆様に親しんでいただいている乗合バス事業を中心に、不動産事業、自動車販売事業など、地域に密着した様々な事業を展開しております。昨年11月には当社で長年にわたって親しまれてきたバスのカラーを74年ぶりに刷新し、地域社会と新たな地域価値の共創を願う当社の理念を表現したデザインとしました。以降、新たに導入する車両よりこのニューカラーデザインを採用してまいります。

さて、当社グループを取り巻く事業環境は、本格的な少子高齢社会を迎え、人口減少による国内マーケットの縮小が進んでおります。また、コロナ禍による新しい生活様式の定着は、当社グループのお客さまの行動や価値観を大きく変化させました。今後はデジタル技術の急速な進展により、新たなサービスが拡充していくとともに、カーボンニュートラルやSDGsなど、企業のサステナビリティへの取り組みが加速していくことが想定されます。

このような状況のもと、当社グループは、私たちの「ありたい姿」(「多様化するお客さまニーズに応え続けるために、時代の変化に柔軟に対応し、新たなサービスの創造に挑戦し続ける」)の実現に向けて、2030年度を最終年度とする長期ビジョン「Vision 2030 NEXT 神奈中」を策定し、①地域価値の創造、②事業ポートフォリオの再構築、③サステナビリティ経営の推進を方針として掲げました。

今年度からはこの長期ビジョン実現に向け「飛躍期」の第1ステージと位置づける新中期経営計画(2024年度~2026年度)がスタートしました。本中期経営計画では、地域価値創造に向け3つの重点課題(①持続可能なモビリティサービスの実現、②不動産関連領域の強化、③「ゆたかなくらし」への貢献)に取り組むとともに、サステナブルな取り組みとして3つの重点戦略(①環境戦略、②人材戦略、③デジタル戦略)を設定しております。この中期経営計画の施策を推進し、未来の神奈中の持続的な成長に繋がる事業創造や拡大を進め、カーボンニュートラルやSDGsなど、地域社会の持続可能性に資する長期的な価値の提供に取り組んでまいります。そして、神奈中グループ経営理念である「お客さまの『かけがえのない時間(とき)』と『ゆたかなくらし』の実現」を目指してまいります。

皆様には、今後とも変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

取締役社長
今井 雅之