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社会人的資本への取り組み Human Capital

基本方針

当社グループ経営理念および行動指針のもと、地域社会の課題解決に取り組み、ステークホルダーとの共創を通じて新しい価値を創造し「持続可能な社会の実現」と「持続的な企業価値の向上」を目指すため、多様性の確保に向けた取り組みを推進しております。
〈行動指針〉 お客さまのために、私たちは、
・一人ひとりが会社の顔としての自覚をもち、今日の仕事をやり遂げます。
・相手のことを理解し、協力して互いにとって「よりよい答え」を見つけます。
・何事にも信念をもって取り組み、積極的に挑戦します。

推進体制

当社グループの人的資本経営を推進するため、取締役社長を委員長とした「人財戦略委員会」を設置するとともに、委員会の下部組織として、「人材育成」「社内環境整備」「健康経営推進」の3つの分科会を設置し、課題に沿った取り組みや目標を推進しております。なお、分科会で検討された事項については、委員会に上申し、重要な事項については執行役員会に報告し議論するとともに、必要に応じて取締役会へ報告を行うこととしております。

(1)人材育成 

バス事業を中心として、多様化するお客さまニーズに応え続けるため、先端技術を積極的に取り込み、新たなサービスの提供、生産性の向上など、新しい価値を創造する人材の採用・育成を進めています。

<主な取り組み>
採用 大型バス運転体験会の実施、経験者・リファラル採用の強化
人材育成 自社のバス専用教習コースを使用した運転訓練の実施

(2)社内環境整備

多様な人材が活躍する働きがいのある職場を目指し、人事部内プロジェクトチームを設置し、定期的な意見交換や研修会等を実施し、各部門と連携の上、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを全社で横断的に推進しています。また、仕事と育児介護の両立を支援する取り組みについては、特に重要なテーマと認識し、様々な取り組みを進めています。

<主な取り組み>
D&Iを実現する環境整備 女性休憩室の充実、障がい者定着面談の実施
働きやすい環境の整備 有給取得・男性の育児休業取得支援、エンゲージメント診断の実施

(3)健康経営の推進 

プロフェッショナルな技能を持つ社員に健康で長く活躍してもらうことの実現が、事業活動を推進する上での重要課題であることから、健康状態に起因する事故防止を目的とした健康管理の徹底に加えて、社員の心と身体の健康づくり支援を進めています。また、2024年3月には、社員のウエルビーイングの実現に向けた、経営トップメッセージ「健康経営宣言」を発出しました。

<主な取り組み>
特定保健指導の実施、産業医・専門医による面接指導の受診を推奨
〔指標および目標〕
区分 項目 2023年度
(実績)
2025年度
(目標)
人材の多様性の確保 女性労働者の割合 運転職 0.9% 3.0%
整備職 0.6% 3.0%
事務職 26.9% 30.0%
女性管理職比率(係長職以上) 1.9% 5.0%
男女間賃金格差(正規雇用労働者) 78.3% 80.0%
労働環境の整備 有給取得率 運転職 87.3% 90.0%
整備職 83.7% 90.0%
事務職 66.8% 90.0%
男性従業員の育児休業取得率 77.3% 100.0%
特定保健指導受診率 66.8% 100.0%
肥満者率 37.2% 30.0%以下
喫煙者率 35.9% 30.0%以下
自動車運送事業者の「働きやすい職場認証制度」 二つ星 三つ星

(注)当社の取り組みが当社グループに属する全ての企業において行われてはいないことから、連結グループにおける主要な事業を営む会社単体(当社)の指標および目標の開示をしております。