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環境環境保全への取り組み Environmental Conservation

1.環境配慮車両の導入

(1)EVバス

2023年、神奈川中央交通(株)では平塚営業所に2両のEVバスを導入しました。EVバスは走行時にCO2を排出しないほか、使用する電力に係る発電時のCO2排出量についても、ディーゼルバスが走行時に排出する排出量の約半分であり、ディーゼルバスをEVバスに置き換えることで環境負荷の低減に繋がります。さらに、今般導入したEVバス2両は、使用する電力に係るCO2排出分を環境価値の購入によりオフセットし、CO2排出量実質ゼロで運行します。

(2)ハイブリッドタクシー

神奈中タクシー(株)では、2017年度よりLPG-ハイブリッドシステムにより優れた環境性能を有するジャパンタクシー車両の導入を進めており、現在グループ全体で127台(保有台数の約18.0%)保有しています。

2.太陽光発電設備の導入

(1)自社投資型太陽光発電

2012年度より神奈川中央交通(株)のバスの営業所や(株)アドベルのリサイクル工場などの屋根に、自社投資型の太陽光発電設備の設置を進めています。また、今後はPPAも視野に入れ、積極的に再生可能エネルギーを創出します。

(2)メガソーラー事業

2015年度より環境負荷の低減に貢献するため、岩手県胆沢郡金ケ崎町にある神奈川中央交通(株)の社有地2ヵ所において「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用したメガソーラー事業を行っています。2ヵ所合わせたパネル設置枚数は8,484枚、合計発電容量は2.5MW、年間発電量は約3,011MWhで、一般家庭の約840世帯分の年間使用電力量に相当します。

3.省エネのための取り組み

(1)LED照明への更新

消費電力削減のため、神奈川中央交通(株)本社ビルの照明設備をLED照明へ更新しました。今後、各営業所や拠点にも順次導入を進めます。

(2)高効率空調機への更新

営業所や自社保有ビルなどで設備を更新する際、高効率のものを選択することで環境負荷の低減を目指しています。

(3)グリーン経営認証

グリーン経営認証制度とは、環境保全を目的とした取り組みを行っている運輸事業者に対する認証制度で、エコドライブや省エネ活動など環境保全について一定レベル以上の取り組みを行っている事業者が認証されます。
神奈中グループでは神奈川中央交通(株)、神奈川中央交通東(株)、神奈川中央交通西(株)、神奈中観光(株)が認証を受けています。

4.公共交通機関への行動変容促進

(1)MaaSアプリ「EMot」の活用

グループ会社の小田急電鉄(株)と、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)が運営する生活提案型商業施設「湘南T-SITE」が連携し、「湘南T-SITE」で税込2,000円以上お買い上げのお客さまに小田急電鉄(株)が運営するMaaSアプリ「EMot」を通じ施設周辺バス停と駅とを結ぶ路線バスの往復チケットを発行する「湘南T-SITE バス無料チケット」の施策に神奈川中央交通(株)と江ノ島電鉄(株)が協力し、施設と駅を結ぶシャトルバスの役割を果たすことで公共交通利用による自家用車の混雑緩和とCO2排出量の削減に貢献しています。

(2)環境定期券

神奈川中央交通(株)、神奈川中央交通東(株)、神奈川中央交通西(株)では、お客さまが買い物や行楽などのお出かけの際、マイカーではなくバスをご利用いただくことにより排出ガスを抑制して地球環境を守ろうという趣旨のもと、土日祝日、年末年始、お盆期間に当社グループのバス定期券をお持ちの方が乗車される場合、同伴する同居家族の方が1乗車につき一律現金100円でご乗車いただける環境定期券制度を導入しています。

(3)金額式IC定期券

金額式IC定期券とは、定期券の設定運賃(10円単位)以内の区間であれば、神奈中の路線バス(一部を除く)のどの区間でもご利用いただける定期券です。区間定期券とは異なり、設定運賃以内なら他の路線でもご乗車いただけるほか、乗り越し精算はICのチャージ残高から自動で支払われ、バスと鉄道定期券が1枚のICカードにまとめられるなど利便性が上がったことで、お客さまが通勤・レジャーでバスをご利用しやすくなりました。

5.水環境保全

(1)超節水型バス洗車機

神奈川中央交通(株)では、 茅ヶ崎営業所の社屋建替に合わせて「超節水型バス洗車機」を導入しました。超節水型バス洗車機は従来と比較して66%の節水となり、水使用量の削減に貢献しています。

横浜市生活環境の保全等に関する条例に基づく公表